日本大学藝術学部文芸学科 2014年(平成26年)1月27日発行
文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.234
BUNGEIKENKYU Ⅱ SHIMOHARAZEMI TSUSHIN
編集発行人 下原敏彦
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「2013年、読書と創作の旅」の皆さん
さようなら2013の旅
1. 世界名作読み『最後の授業』 (紙芝居・口演『少年王者』)
2. 2013年度下原ゼミ回顧 2014年抱負
2013年度文芸研究Ⅱ下原ゼミ回顧
気がつけば、今日が最後のゼミ授業である。この一年あっと言うのに過ぎた。楽しき日は
速し、とすれば、有意義な旅であったともいえる。が、はたしてそうか・・・ ? いずれに
せよゼミの皆さんの2年次は過ぎました。
ゼミ担当者としては、一人の落伍者もなく、旅を終えることができたことに、安堵してい
る。思えば、桜散るあの季節、ゼミ2教室に入ってきたのは男子学生一人、女子学生
二人だった。はじめての小人数、ちょつと心細かった。が、遅れて聴講生一人が参加したこ
とで、活気がでた。参加者三人のときもあったが、いつのときも賑やかで明るかった。
この一年、このゼミで、真に学ぶことができたかどうかは知らない。が、楽しくできた。
下原ゼミは、「2013年、読書と創作の旅」と銘打って、前・後期の内容は以下のようだった。
読むこと、書くことの習慣化・日常化を目指して
「読むこと」の習慣化は、主に小説の神様、志賀直哉の車内観察作品をテキストにして音読
と感想発表を行った。『網走まで』『出来ごと』『正義派』『灰色の月』など。
「書くこと」の習慣化は、車内観察、時評、テキスト感想を書いて発表。
事件作品から模擬裁判、創作力・表現力を養う
後期は、事件作品から模擬裁判を行った。作品は、志賀直哉の『剃刀』『范の犯罪』モーパッサンの『狂人』など。模擬裁判は、『范の犯罪』を脚色、3ゼミ合同発表会で寸劇を発表した。新聞の三面記事を創作して発表するのは、時間的にできなかった。