2013年6月アーカイブ


日本大学藝術学部文芸学科     2013年(平成25年)6月24日発行

文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.220
BUNGEIKENKYU Ⅱ SHIMOHARAZEMI TSUSHIN
                             編集発行人 下原敏彦
                              
4/15 4/22 5/6 5/13 5/20 5/27 6/3 6/10 6/17 6/24 7/1  7/22
                 「2013年、読書と創作の旅」の皆さん

6・24下原ゼミ


 1.連絡事項 郊外授業、ゼミ合宿補足事項

 2.課題報告・合評(観察&熊谷元一研究)

 3. テキスト読み『正義派』 and 世界名作紹介
        

郊外授業・岩波書店創業百年展見学 
 
 岩波書店は、今年、創業百周年を迎えることから、6月23日(日)から7月8日(月)まで銀座・教文館にて、創業百年展を開催する。下原ゼミでは、7月7日に郊外授業を計画している。

『五十歳になった一年生』展示 『還暦になった一年生』も紹介か

 中心となる展示物は、岩波写真文庫の写真集。なかでも『一年生』は、その後の人生を追った写真集『五十歳になった一年生』も展示される。
下原ゼミでは、観察をテーマに志賀直哉の小説作品と熊谷元一の写真作品をテキストに文芸研究Ⅱをすすめている。折り良いことから百年展の見学授業ができれば幸いである。

郊外授業実施計画、本日24日届け出提出

 郊外授業実施計画は、本日、24日、書類提出する。うっかりで2週間を割っていたため、許可承認が懸念される。が、よい方向にいくことを祈る。

提出中 8月2日(金)~ 3日(土)時空体験の旅、
~きみは、タイムスリップする19世紀ロシア、白夜のペテルブルグから帰還できるか~
集合場所 : JR軽井沢駅改札周辺  集合時間 : 午後1時


日本大学藝術学部文芸学科     2013年(平成25年)6月17日発行

文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.219
BUNGEIKENKYU Ⅱ SHIMOHARAZEMI TSUSHIN
                             編集発行人 下原敏彦
                              
4/15 4/22 5/6 5/13 5/20 5/27 6/3 6/10 6/17 6/24 7/1  7/22
                 「2013年、読書と創作の旅」の皆さん

6・17下原ゼミ


 1.連絡事項 ゼミ合宿日程 郊外授業などについて

 2.課題報告(観察&熊谷元一研究)

 3. テキスト読み『出来事』 世界名作紹介
        

事件観察    十数年前の大事件再読 観察の重要さを知る   

 1997年5月27日未明、神戸市内。新聞配達人は、いつもと同じようにまだ暗闇のなかをオートバイで新聞配達していた。友が丘中学校の前を横切ったとき校門の下に何か置いてあるのを見つけた。黒いビニールの袋で、何かが入っているようだ。
「何だろう」配達人は、気になって引き返し、手にとった。ずっしり重かった。彼は、オ―バイから降りて、恐る恐る中をのぞきこんだ。次の瞬間、息もできないほど驚天した。
 日本中を震撼させ、恐怖のどん底に突き落とした、陰惨な猟奇事件のはじまりだった。入っていたのは、三日前行方不明になっていた小六児童の頭部だった。傷つけられた口に警察への挑戦状を咥えさせていた。「さあゲームの始まりです 愚鈍な警察諸君 ボクを止めてみたまえ ボクは殺しが愉快でたまらない ・・・」こんな内容の手紙だった。人間業とは思えない犯行。如何なる凶悪犯が...日本中が凍りついた。犯人は気の狂った人間。そう思った。しかし、6月28日逮捕されたのは中学三年のA少年(14歳)だった。彼は、二カ月前にも、公園で小学三年の女児を襲い一人を殺し、一人に重傷を負わせていた。しかし、まだ14歳の少年ということで当時メディアは、犯行を謎としてとりあげた。「心の闇の解明」そんな言葉をよくみかけた。事件発覚当時は、14歳、少年A、平凡な家族、そんな報道に惑わされてしまった。しかし、最近、もう一度事件の詳細を読んでみると、あの事件は謎ではない。犯人を知る誰もが事件発覚直後から少年が犯人と知っていた。中学では、変質的・病的ワルとして要注意人物だった。少年は、異常性格者だった。そして、そのことを学校も家族も児童相談所も知り得ていた。ということは、普通に観察していれば、あの悲劇の事件は防げたかも知れない。歴史に「たら」「ねば」はないが、そう悔やまれる。
再読『「少年A」14歳の肖像』高山文彦著 『この子を生んで』犯人の両親著など


日本大学藝術学部文芸学科     2013年(平成25年)6月10日発行

文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.218
BUNGEIKENKYU Ⅱ SHIMOHARAZEMI TSUSHIN
                             編集発行人 下原敏彦
                              
4/15 4/22 5/6 5/13 5/20 5/27 6/3 6/10 6/17 6/24 7/1  7/22
                 「2013年、読書と創作の旅」の皆さん

6・10下原ゼミ


 1.連絡事項 ゼミ合宿日程について 社会観察「6月」

 2.課題報告(熊谷元一研究)

 3. テキスト読み『出来事』 世界名作紹介
        

6・3ゼミ報告   梅雨入りも晴天、夏気温

 5月末、気象庁は平年より早い梅雨入り宣言をだした。が、自然は、計算された科学予報をからかうように、このところ快晴をつづけている。ゼミは、晴れときどき雲りといった参加状況。梅雨空にならないことを祈っている。この日の、ゼミ参加は、3名でした。

齋藤真由香さん   嶋津きよらさん   南海洋輔さん  

3日ゼミの司会進行は、南海洋輔さんでした。お疲れさまでした。

テキスト読み『網走まで』を読む 関連で『三四郎』のはじめも

なかなか読めなかったテキスト最初の車内観察作品『網走まで』を読んだ。この作品は、一見、作者の体験談のようにもみえる。が、まったくの創作だという。同時期、朝日新聞から連載になった夏目漱石の『三四郎』のはじめの車内風景も併せて読んだ。
二つの作品は、同じ車内観察だが『網走まで』はエッセイ的、『三四郎』は、完全なるエンタ―ティメント。行き先も、「北の果て」と、文明開化の「東京」となにからなにまで対象的。『三四郎』は完結だが、『網走まで』は、これからはじまる物語。課題として、母子の運命を創作する・・・・、
ゼミ合宿・軽井沢施設使用許可提出 南海洋輔さん

第一希望日  8月2日(金) ~ 3日(土) 
第二希望日  8月9日(金) ~ 10日(土) ※詳しい日程は、決定後お知らせします。


日本大学藝術学部文芸学科     2013年(平成25年)6月3日発行

文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.217
BUNGEIKENKYU Ⅱ SHIMOHARAZEMI TSUSHIN
                             編集発行人 下原敏彦
                              
4/15 4/22 5/6 5/13 5/20 5/27 6/3 6/10 6/17 6/24 7/1  7/22
                 「2013年、読書と創作の旅」の皆さん

6・3下原ゼミ


 1.連絡事項 ゼミ合宿日程について 

 2.テキスト読み『網走まで』

 3. 課題報告&合評
        

5・27ゼミ報告   課題報告&熊谷元一研究順調に

 5月最後のゼミは、全員参加でした。目下、「書くこと」の課題提出は、順調です。

齋藤真由香さん   嶋津きよらさん   南海洋輔さん  加藤末奈さん

27日ゼミの司会進行は、加藤末奈さんでした。お疲れさま。

ゼミ誌ガイダンスの報告 齋藤真由香さん

 先週5月23日(水)に行われたゼミ誌ガイダンスを齋藤編集長が報告しました。ゼミ誌発行は全員一致で可決。
納品は、12月6日(金)厳守

内容と計画案は、観察の提出原稿&熊谷元一研究(写真観察と思い出)と創作作品(自由)夏休み明けに原稿まとめて編集と印刷会社決め。11月入稿。

ゼミ合宿・軽井沢施設に希望 南海洋輔さん

 ゼミ合宿は、実施方向で一致。目標「読むこと」の集大成マラソン朗読会開催を目指して。

第一希望日  8月2日(金) ~ 3日(土) 
第二希望日  8月9日(金) ~ 10日(土) ※詳しい日程は、決定後お知らせします。