日本大学藝術学部文芸学科 2013年(平成25年)1月28日発行
文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.210
BUNGEIKENKYU Ⅱ SHIMOHARAZEMI TSUSHIN
9/24 10/1 10/15 10/22 10/29 11/12 11/19 11/26 12/3 12/10
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2012年、読書と創作の旅
1・28下原ゼミ
1月28日(月)の下原ゼミは、下記の要領で行います。文ゼミ2教室
1. 「2012年、読書と創作の旅」を終えて
2. 読むことの習慣化の最後、一日観察「ひがんさの山」下原作
3. 世界名作読みの最後「最後の授業」ドーデー
最後まで参加の皆さん、欠席のみなさん、この1年、共に旅で
きたことをうれしく思います。
「2012年、読書と創作の旅」を終えて
「2012年、読書と創作の旅」本日、無事ゴールしました。不況と政変、想定外の猛暑と豪雨のなか、参加人数も定まらない厳しい旅でした。が、最後まで船内にとどまり操縦桿を放さなかった勇敢な皆さん、長らくの旅お疲れさまでした。乾杯 !
思えば昨春、4月、12名のゼミ生と旅立った旅でした。どの顔も、希望に満ちていたように思います。が、旅半ばを過ぎてみると、同行者は半減していました。サークル活動、家庭事情、健康事情。理由は、多々あるかと想像しました。一人減り二人減りとクシの歯が抜け落ちていくように空席が目立っていきました。そんななか、心強かったのは、参加者の結束が、より一層強くなっていったことです。
不安を胸に臨んだ、軽井沢でのマラソン朗読会の完走。他学科からの転科で、右も左もわからないなか孤軍奮闘でゼミ誌編集をした石川編集長の活躍。いつもクールだが頼りがいのある梅津君、いるだけで和ませてくれる明るくなった鞆津君、おちゃめだったが眼鏡をとったらおしとやかさんに見えた志村さん、何でも笑い飛ばして朗らかにしてくれるゴット姉ちゃんの古谷さん。風のように現れ、去っていく後藤君、ときどきみえた山野君、前期はよく参加した根本さん、矢代さん、吉岡さん、小妻君、振り返れば、懐かしい顔顔。
学問的・研究的においては、たいした成果を与えることができなかった。そんな悔いも残る。が、後期後半になっても、変わらない参加者。そのことに、このゼミも無駄ではなかった、と安堵した。2013年4月からは、新しい旅立ちがはじまる。からだに気をつけて、有