2012年1月アーカイブ


日本大学芸術学部文芸学科     2012年(平成24年)1月23日発行

文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.186
BUNGEIKENKYU Ⅱ SHIMOHARAZEMI TSUSHIN
                             編集発行人 下原敏彦
                              
9/26 10/3 10/17 10/24 10/31 11/7 11/14 11/21 11/28 12/5 
12/12 1/16 1/23
  
2011年、読書と創作の旅

1・23下原ゼミ

1月23日(月)の下原ゼミは、下記の要領で行います。ゼミ2教室

1. 「2011年読書と創作の旅」を終えて 

☆前期・後期を振り返って   ☆旅の感想

2.  最後のテキスト読み『孤児』(家族観察)志賀直哉
3.  世界文学・名作読み『最後の授業』(戦争観察)ドーテ 

さようなら2011年、読書と創作の旅 !

 本日をもって「2011年、読書と創作の旅」を終えます。振り返れば、桜散る4月半ば、13名でスタートした旅でしたが、2011年という凶年のなかで落後者続出、13人中1人不明、多数がついて来れずといった惨憺たる状況でした。しかし、雨の日も風邪の日も、歩みを止めず読むこと、書くことの習慣化に励んだ人たちもいました。そこに希望があります。継続は力、それを信じて進んでいってください。さようなら!

1・16報告ゼミ誌合評(春日菜花・武田結香子さん作品)

 この日、合評した作品は、春日菜花さん、武田結香子さんの自由創作作品。春日さんは、創作と体験を入り混ぜた家族観察。武田さんは、日常とファンタジーを組み合わせたメルヘンタッチの作品でした。20~30枚作品。

講評:全体的に孤独を意識したものが多かったように思います。「絆」がいわれるように社会を反映しているようでもありました。理解し合えない魂のさすらい。テキスト志賀直哉作品の中編『和解』、長編『暗夜行路』は、絆をもとめての彷徨いです。授業での読みは実現できませんでしたが、長い人生です。いつか読んでみてください。

小倉百人一首大会

 16日は、参加者で百人一首を使った遊び、坊主めくり、カルタ拾いをおこないました。


日本大学芸術学部文芸学科     2012年(平成24年)1月16日発行

文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.185
BUNGEIKENKYU Ⅱ SHIMOHARAZEMI TSUSHIN
                             編集発行人 下原敏彦
                              
9/26 10/3 10/17 10/24 10/31 11/7 11/14 11/21 11/28 12/5 
12/12 1/16 1/23
  
2011年、読書と創作の旅

1・16下原ゼミ

1月16日(月)の下原ゼミは、下記の要領で行います。ゼミ2教室

1. ゼミ誌『旅路報告』合評 (参加者作品)
一、 僕らが見た日常「車内観察」、「なんでもない一日の記録」
二、 それから二カ月後に見た、僕らの「日常」

2. カルタ大会(小倉百人一首) 

2012年、よい年でありますように

 今年2012年の車窓は、どんな風景が見られるでしょう。社会的には、震災復興や原発の是非等、大きな問題があります。文芸研究Ⅱの皆さんは、4月から江古田校舎に移ります。大学生活もいよいよ後半の旅です。よい年でありますように・・・・・・・。

ゼミ誌『旅路報告』刊行 12月12日納入

 1年間のゼミ授業の成果ともいえるゼミ誌『旅路報告』が締切日までに上梓された。前期、後期とも欠席者の多い年だったが、ほとんど休みなく出席した編集委員の皆さんの尽力で無事に期限までに納入することができた。ご苦労さまでした。

12・12ゼミは、3ゼミ合同発表会

3ゼミの発表内容は以下の通りでした。
はしめ・山下聖美先生挨拶
【清水ゼミ】
報告 → ドストエフスキー研究、前期『罪と罰』の登場人物論、後期『貧しき人々』論。
寸劇 → 宮沢賢治『まなづるとダァリヤ』
【山下ゼミ】
発表 → 宮沢賢治『銀河鉄道の夜』シンポ形式。写真、映画、宗教、落語ありの多様報告。
【下原ゼミ】


日本大学芸術学部文芸学科     2011年(平成23年)12月12日発行

文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.184
BUNGEIKENKYU Ⅱ SHIMOHARAZEMI TSUSHIN
                             編集発行人 下原敏彦
                              
9/26 10/3 10/17 10/24 10/31 11/7 11/14 11/21 11/28 12/5 
12/12 1/16 1/23
  
2011年、読書と創作の旅

12・12下原ゼミ

12月12日(月)の下原ゼミは、下記の要領で行います。ゼミ2教室→3階の文芸教室1

1. ゼミ2教室でゼミ通信184配布 3階の文芸教室1へ移動

2. 2011年3ゼミ合同発表会
 
   ・清水ゼミ...ドストエフスキー研究

   ・山下ゼミ...宮沢賢治研究

   ・下原ゼミ...志賀直哉・事件作品脚色「模擬裁判」

    

12・12ゼミは、3ゼミ合同発表会

 後期前半終了日のゼミは、毎年、清水ゼミ、山下ゼミとの合同で、一年間、学んできたことを発表し合っています。今年は、東日本大地震や原発問題、紀伊半島の水害など様々な災害があって落ち着かない一年だったと思います。そうした状況のなかで各ゼミ、それぞれどんなことをやってきたのか、興味あります。ゼミ雑誌は、一年のゼミ成果ですが、今日の発表は、もう一つのゼミ成果といえます。それだけに、楽しみにしています
下原ゼミは『剃刀』脚本を発表
 下原ゼミは、一年の目標を書くこと、読むことの日常化・習慣化とした。(ゼミ生の大多数が作家、ジャーナリスト志望)テキストは、小説の神様といわれる志賀直哉の、短編作品を参考にした。前期は、主に車中作品を手本として自らの一日や車内観察を課題とした。後期は、観察範囲を家族や社会に移した。家族では、ジュナールの『にんじん』を読み合うことで家族に潜む問題を考えた。社会では、事件作品の観察から模擬裁判を実施した。
 合同発表は、観察に創作を取り入れた模擬裁判を行うことにした。候補は、テキスト作品『剃刀』を「剃刀職人客殺害疑惑事件」として、『兒を盗む話』を「尾道幼女誘拐事件」として、『范の犯罪』を「ナイフ投げ曲芸師美人妻殺害疑惑事件」をとりあげ審議した。このなか今回は、『剃刀』の「剃刀職人客殺害疑惑事件」を口演することにした。