2009年11月アーカイブ


日本大学芸術学部文芸学科     2009年(平成21年)11月30日発行

文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.137
BUNGEIKENKYU Ⅱ SHIMOHARAZEMI TSUSHIN
                              編集発行人 下原敏彦
                              
後期9/28 10/19 10/26 11/9 11/16 11/24 11/30 12/7 12/14 1/18  
  
2009年、読書と創作の旅

11・30下原ゼミ

11月30日(月)の下原ゼミは、下記の要領で行います。文ゼミ教室2

 1.出欠・ゼミ通信配布・司会進行指名 
 
 2.ゼミ誌原稿提出&刊行に向けての編集作業についての報告

 3. 12・14合同発表についてと稽古(テキスト『范の犯罪』読み)心の観察

 4.課題読み&名作紹介(『狂人』告白作品)
      

後期の旅は、観察(表層観察と内面観察)から創作へ(&社会問題コラム)

ゼミ誌・原稿11月30日最終入稿

 ゼミ誌原稿の最終入稿日は本日30日です!

 前回11・16ゼミ会議において、ゼミ誌『下原先生と、ちょつと不愉快な仲間たち』の最終入稿日が本日30日までと決定した。また当会議で掲載原稿本数が報告された。それによると16日現在で判明している原稿数は以下のようでした。
 【掲載原稿予定】
・清水理絵さん → 3作2稿          新語は、いくつでもOKです!
・塩崎真佑さん → 2作2稿          
・永井志穂さん → 1作
・白川達矢さん → 1作    ・河西杏子さん → ? ・内田すみれさん→ ?
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企画12・14合同ゼミ出し物・下原ゼミ小劇場「教室を法廷に」

 テキスト『范の犯罪』は、志賀直哉作品ではめずらしく裁判を扱ったものです。それも、これまでは、主に外観の観察でしたが、この作品では外見をみながら心の動きに焦点をあてて客観的に判断するという、超難解の観察劇です。昨年は、下原ゼミ生のみが裁判員でしたが今年は、チームワークで演じて、裁断を観客に委ねてみます。はたしてどんな判決が。
裁判名「ナイフ投げ奇術師美人妻殺人疑惑事件」
本日仮稽古、12月7日最終稽古、14日本番公演、ということで本日役を決めましょう。(その前にテキスト読みします)
出演・・・美人妻 ナイフ投げ 裁判長 検察官 弁護士 (一人二役)  関連3面


日本大学芸術学部文芸学科     2009年(平成21年)11月16日発行

文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.136
BUNGEIKENKYU Ⅱ SHIMOHARAZEMI TSUSHIN
                              編集発行人 下原敏彦
                              
後期9/28 10/19 10/26 11/9 11/16 11/24 11/30 12/7 12/14 1/18  
  
2009年、読書と創作の旅

11・16下原ゼミ

11月16日(月)の下原ゼミは、下記の要領で行います。文ゼミ教室2

 1.出欠・ゼミ通信配布・司会進行指名 
 
 2.ゼミ誌原稿提出&刊行に向けての編集作業についての報告

 3. 課題発表・「米軍基地問題」コラム、新聞記事から「」創作

 4. テキスト『兒を盗む話』読み&名作紹介(従軍ルポ)
      

後期は、観察から創作へ(&社会問題)

ゼミ誌・編集作業に向けての最終協議、骨格まとまる

 9日の前回ゼミでゼミ雑誌(『下原先生と、ちょっと不愉快な仲間たち』)編集に関する最終会議が開かれた。その結果、手順、奥付、目次など細部にいたる構成がまとまり、ゼミ誌づくりは、いよいよ12月14日刊行に向けて動きだした。
 編集作業は、河西編集長、清水副編集長はじめ塩崎編集委員、白川編集委員の全員参加体制でですすめていきます。なお、決定事案は、以下の通りです。
【編集作業】中表紙、表紙(塩崎)、レイアウト、編集後記(河西・清水)、奥付
      種    → 済み=塩崎、清水  企画 → 済み=塩崎 随時受付
      フリー  → 済み=塩崎、清水  連絡(永井・内田) → 白川(メール)
【掲載順】①トップ → 塩崎 ② → 河西 ③ → 白川 ④トリ → 清水

目次は採決で ① 文学賞 ②種  ③フリー ④企画、と決まる。

2009年度下原ゼミ文学賞決まる!!
 ゼミ誌掲載の下原ゼミ文学賞は、以下の作品と皆さんです。(対象・~10・26までの作品)
☆土壌館文芸賞(下原賞)・河西杏子さんの「小池騒動記」
☆観察作品部門賞(一日・新聞・車内・事件)
 ・一日観察賞「一日を記憶する」塩崎真佑さん、他
 ・新聞記事創作賞「死にかけた」清水理絵さん、他 ・「容疑者Aの告白」3作品
 ・車内観察賞「覚える」白川達矢さん     他


日本大学芸術学部文芸学科     2009年(平成21年)11月9日発行

文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.135
BUNGEIKENKYU Ⅱ SHIMOHARAZEMI TSUSHIN
                              編集発行人 下原敏彦
                              
後期9/28 10/19 10/26 11/9 11/16 11/24 11/30 12/7 12/14 1/18  
  
2009年、読書と創作の旅

11・9下原ゼミ

11月9日(月)の下原ゼミは、下記の要領で行います。文ゼミ教室2

 1.出欠・ゼミ通信配布・司会進行指名 
 
 2.ゼミ誌原稿提出&刊行に向けての編集作業についての報告

 3. 課題発表・「ダム中止問題」コラム、新聞記事から「誘拐事件」創作

 4. テキスト『兒を盗む話』読み&名作紹介(従軍ルポ)
      

後期は、観察から創作へ(OR新聞記事から物語へ)

10・26ゼミ 前回ゼミ報告
社会問題に挑戦
 前回(10月26日)ゼミは目下、「振り込め詐欺撲滅月間」(10月15から日~11月14日)ということで、ここ数年、深刻な社会問題となっている振り込め詐欺の問題を話し合った。 
 人は、なぜ振り込んでしまうのか。詐欺犯たちの犯罪目的は、只一つ、金銭欲望と分かり易いが、被害にあった人たちの心理は分かりにくい。なぜなら、詐欺被害にあった多くの人は、事件のことをよく知っており、自分は騙されたりしない、引っかからない。そんな自信というか確信を持っているからだという。騙される側の深層心理を知るために、この社会問題を課題とした。が、芸祭、ゼミ雑誌づくり、風邪やインフルエンザ流行もあってか、当日までの提出作品は、塩崎さんの携帯電話を巡る創作作品「登録」一点だった。
 ※ 社会問題を扱った作品は、最近では、話題の村上春樹氏『1Q84』がそうだという。オウム事件が下敷きになっているとの情報。目下、書店で、立ち読み中。

■ 塩崎真佑さんの作品「登録」を読む

アポ電=身内を装って電話をかけ「電話番号が変わった」などの嘘を言って番号登録させた
    上で,後日同じ電話番号から電話をかけて金を騙し取る詐欺手法。(goo辞書から)

 アポ電を材料にした小品。姪の私とお婆ちゃんの電話のやりとりが面白い。何事にも動じないお婆ちゃんが頼もしい。

合評 「よく書けている」「作者らしい文体」「こんなお婆さんなら犯人もあきらめるかも」