2011年4月アーカイブ


日本大学芸術学部文芸学科     2011年(平成23年)4月25日発行

文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.163
BUNGEIKENKYU Ⅱ SHIMOHARAZEMI TSUSHIN
                             編集発行人 下原敏彦
                              
4/18 4/25 5/9 5/16 5/23 5/30 6/6 6/13 6/20 6/27 7/4 7/25
  
2011年、読書と創作の旅

4・25下原ゼミ

4月25日(月)の下原ゼミガイダンスは、下記の要領で行います。ゼミ2教室

1. 2011年読書と創作の旅 課題提出、4・18ゼミ報告 司会進行

2. 出発に際して(前期計画)、自己紹介
 
 3. ゼミ担当決め(自薦・他薦)

4. 時事評3・11問題(原発について)、日本国憲法(九条について)

 5. テキスト・志賀直哉紹介 名作読み『菜の花と小娘』 
    

3・11東日本大震災並びに福島原発事故で被災された皆さま方に心よりお見舞いい申し上げると共に被災地の一日も早い復旧と復興をお祈り申し上げます。
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1.2011年読書と創作の旅 4・18報告

いつもと違う感覚

4月18日、今年度はじめての所沢校舎入り。いつもの年とは何か違う感覚があった。桜も、学生も昨年と同じ光景なのに、どこか違って見えた。

見学者は盛況、立ち見多数

毎年、ゼミ初日の見学者は多いが、今年はとくに多かった。昨年、立ち見見学者が10人近かった。見学者数の総数は、二十数名。

嘉納治五郎の青年訓「精読と多読」、原民喜の「夏の花」を読む

しかし、実際の登録者は初日の半数以下となるのが定番。激減の理由は、「読書のススメ」の朗読にあるようだ。が、今年も懲りずに嘉納治五郎(1860-1938)の青年訓から「精読と多読」を音読してもらった。加えて課題「3・11」のお手本として原民喜(1905-1951)の「夏の花」も。両者とも、見学者のなかでは、知名度ゼロだった。よって今年も敬遠が予想される。おまけに夏合宿のマラソン朗読会も公表したので・・・・・・・。
2011年の旅、同行者は、どんな人たちか ―― 楽しみである。


日本大学芸術学部文芸学科     2011年(平成23年)4月18日発行

文芸研究Ⅱ下原ゼミ通信No.162
BUNGEIKENKYU Ⅱ SHIMOHARAZEMI TSUSHIN
                             編集発行人 下原敏彦
                              
4/18 4/25 5/9 5/16 5/23 5/30 6/6 6/13 6/20 6/27 7/4 7/25
  
2011年、読書と創作の旅

4・18下原ゼミ

4月18日(月)の下原ゼミガイダンスは、下記の要領で行います。ゼミ2教室

1. 2011年読書と創作の旅へようこそ 文芸の使命 講座内容 について

2.  目標 書くことと読むことの習慣化・日常化
 
 3.  授業 手法 テキスト紹介 志賀直哉の短編

 4. 観察課題 3・11「その日、そのとき」
    

1.2011年読書と創作の旅へ、ようこそ

 はじめに、3・11東日本大震災並びに福島原発事故で被災された皆さま方に心よりお見舞
い申し上げると共に被災地の一日も早い復旧と復興をお祈り申し上げます。

文芸の使命
 未曾有の大地震、大津波、原発事故。3万人に近い死者・行方不明者。そして、いまもつづく不安と恐怖。想像を超えた自然災害に文明社会は、あまりにも脆かった。
この国難にあって、日芸に在籍する私たちは、何をなすべきか。写真や映像なら、真実を捉えるための技術を。絵画なら、困難の心象風景をいかに描くか。放送なら、正確さと、風評を防ぐ手立てを、演劇なら、この災難をどう表現するか、などなど。被災地と被災者支援に7アートそれぞれの創意工夫がある。
文芸の仕事は何か。この大災害体験を文字の上でよりリアルに、より想像的に書くことにある。記録するためもあるが、町々の復旧・復興と人々の心に希望と勇気の火を灯すためでもある。かつて日本は、戦争を扇動するためにペンの力を利用した。が、この度は人々を守るために放射能という悪魔と戦うために書くのです。
入試の面接のとき、志望した動機を尋ねると、ほとんどの人が「小説を書きたい」「作家になりたい」「ジャーナリストを目指している」と答え。この思いをいまこそ発揮しよう!

講座内容
下原ゼミの講座内容は、以下の通りです。(平成23年度「講座内容一覧より)
 「2011年読書と創作の旅」。目的は読むこと、書くことの習慣化を身につける。主に志賀直哉の短編(や世界名作))を読みながら自らも課題作品を書いて発表・批評しあう。
※ 2011年度の前期課題は、上記講座内容を踏まえて「あの日、あの時」3・11のときのルポ・創作・エッセイに挑戦です。